大震災から４年

４年前はこんなに雪は降っていなかった。
でも、これくらい寒かった記憶はある。

翌日、とりあえずの物資を積み込み、
恐る恐る山形経由で仙台に向かったのは
昼過ぎだったろうか？
夕方薄暗くなってから仙台に到着した。
あの時の義姉の家がある住宅街の
真っ暗な住まいを覚えている。

帰り道の仙台市内の信号機も無い真っ暗な道。
にもかかわらず、整然と交差点で道を譲り合う車。

大自然の驚異的な破壊力の中で生活する私達は、
いろんなことに翻弄され、苦難を強いられてはいるが、
その大自然の恵みを享受し、感謝しながら生きている。
欧米では理解できない自然観がそこにある。
最近の中華思想や儒教でも理解できない謙虚さがそこにある。

日本人が書いている昔の中国モノの時代小説が好きだ。
そこには、日本人が現在もっている自然観や人間観が、
たぶん中国人が認識するよりも鮮明に描かれていて、
こうあってほしいと願いつつ読んでいる。