野次馬さん？？

昨夜、入浴中に消防車のサイレンの音が聞こえる。
結構頻繁に鳴っているし、近くのようだ。
たまたま浴室に置いた携帯が鳴る。

３日前に飲んでた友人からだった。
「おい、お前の家の方角から煙がみえるけど、大丈夫？」
心配するなら、電話より先に駆けつけろよ！と思いながら、
娘と二人で家の外に出てみた。

煙は見えない。人も騒いではいない。
サイレンの音を頼りに歩いていると、
信金の交差点で警官がバリケードを立てて誘導している。
そう言えば、数人の野次馬さんがチラホラ。

現場を見てきた方で知り合いが通りかかったので、
様子を聞いてみると、半焼で鎮火しているそうだが、
住んで居た家族の行方は不明とのこと。

様子がわかって家に戻る道すがら、数人の野次馬が
自転車で現場に向かっていた。

娘は「生まれて初めての野次馬だったなぁ」という感想。

思い起こせば２３～４年ほど前に、我らが町内で火事があった。
息子の同級生の母親が自宅に火をつけた火事であった。
その時はパジャマのまま消火活動に協力した。

あの時、残された娘さんは息子と同じ３２歳になっているはず。
幸せな人生を過ごしていることを願っている。