「護民」勢力はあるのか？

衆議院の解散についての話題が事欠かない。
二大政党同士で「決戦」とは言っているものの、何だか違う気がしてならない。

歴史の大きな転換点には、社会的な問題点に的確に着目し、不退転の決意で
取り組んできた勢力が、新しい世の中を創り出してきたような気がする。
その流れで見ると、二大政党は現在の社会的な問題点に的確に着目している
とは思えない。いずれも、選挙を戦うための母体として理不尽な団体に立脚し
ながらも、小手先の批判や改革の言葉に終始しているように見える。

私の目からは、「マスコミの不健全さ」と「官僚支配」こそが根本原因だと考えて
いるのだが、それらに真っ向勝負する「第三勢力」が見えてこない。
この閉塞感のある時こそ、自治体の首長を中心とした「第三勢力」を再編成する
好機であると思うのである。
J党にもM党にも、そういう感覚の議員は多数いると思われる。

幕末のような「命を賭ける男達」を望むのは、我儘だろうか？