頑固一徹

昨夜ご近所の爺さんのお通夜がありました。
子供の頃ご近所では「おっかない親爺共」がいっぱいいました。
中でも３軒並んでHさん、Sさん、Kさん・・・・ちょっと離れてTさん　＾＾；；
昨夜はその中で唯一生き残っていたHさんのお通夜だったんです。

子供心にも「悪い事をすると、誰かが見てて、いつか怒られる」という事を
直接私達に示してくれる大人の親爺達でした。
親爺達のご冥福を祈るばかりです。

しか～し、今の子供達には、こういう親爺達という存在があるのだろうか？
と考えさせられる機会でもあり、我が身のありがたさと同様に
我らが為すべき事をしていない事を反省させられる機会でもあった。

自らが死んだ時まで、我らに教訓を残して旅立ったHさんに感謝です＾＾

お寺様の法話にも感銘を受けました。

「私は仏壇に飾る写真を、７０歳になった時に撮影してあります。
皆さんも間違いなく死にます。死ぬ事を忌み嫌うのではなく、正面から捉え
自分の死について準備をしておくことも大切なのではないでしょうか？
死ぬ間際でまだ意識がある時には、家族が葬式について枕元で相談する
場合には、自分も口を出して相談したいものです。」

こういう法話でした。

私が常々考えている事とも通じる法話でもあり、
納得しながら、自分の死に対する認識を新たにする事が出来ました。

亡くなった方へのねぎらいの言葉も無く、宗教的で高飛車な物言いの多い
法話をするお寺様が多い中、久しぶりに素晴らしいお話でありました。