自営業60代のジジイぢゃ^^
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日本的な曖昧さは「悪者」になってしまった感がある。
グローバル化の名の元に、欧米的な善悪判断が蔓延しているようだ。 その1 「談合」 高度成長期、仕事が山ほどあった時期、地元業者は自分の会社の能力を 判断し、仕事を調整しながら、仲良く分け合ってきた時期があった。 役所が積算した予定価格を上回らないように工事を落札し、 それなりの利益を得ながら、従業員を雇用し、設備投資ができた。 このような曖昧さは充分日本的な「良さ」の範囲で許容されていた。 しかし、強欲な業者、強欲な役人、強欲な政治家が絡んだ「談合」が 許容範囲を逸脱し、モラルハザードが発生した。 それを期に、マスコミは「談合」を「悪者」と決めつけてしまった。 「正義」と「悪」という両極端だけでは分けられない分野だってあったのだ。 その2 「八百長」 その相撲について見てもいなかった人が、ファンを裏切っただの、 信頼を損ねただの、許せないだの・・・・TVでは言いたい放題である。 そもそも、その取組がどういう結果であっても、誰も損失は無い。 競馬や競輪などのように、一般市民が賭けごとにしているものでもない。 つまり、誰も実損は無い訳である。 もちろん、携帯メールであからさまなやり取りをすることについては、 少なくともこっそりやるという羞恥心すら欠如している状態は 非難には値するが、本来の相撲ってそんなものでしょ? 昔から「興行」と呼ばれており、歌舞伎や演劇と同じ扱いでもあり、 神事として発展してきた相撲を、アマチュアのアスリートが競うオリンピックや プロスポーツである野球やJリーグと一緒に扱っていては、 ちょっと無理があるというものでしょう。 昔のプロレスだって、みんなそういう見方で見てたんじゃないですか? 力道山が活躍したのは、彼の持っていた体力と技だけだったと思っている人が いたとすれば、とんでもなく幸せな方でしょうなぁ。 つまり曖昧にしておくことで、酸いも甘いも噛み分けて、全体のバランスを 崩さない程度のモラルを持った「日本的な判断基準」の良さっていうのは 無くさないでいなければ、日本人である意味が無い。 最近のマスコミの論調や報道姿勢が、あまりにも目に余ることについて、 私なりの苦言を呈したいと思っている。 ついでに、 その3 「経済サギ事件」 温泉の優先利用を手口にして、高齢者から200億円も詐取した手口で 逮捕者が発生したそうである。こういう報道の時には必ずと言ってよいほど、 高額の老後資金を投資して被害にあった高齢者の擁護発言ばかりとなる。 加害者は「悪者」であり、被害者はかわいそうだとは思う。 しかし、これだけ様々な経済サギ事件が起こっていながら、未だに 高額の投資をしてしまっている側には、全く問題は無かったのか?? 数百万~数千万円も投資できる高齢者には非は無かったのか?? 投資とは元々「儲かるか?パーになるか?」2つに1つの世界でしょ? マスコミも弁護団も、「正義側の立場」で被害者の弁護をするだけで、 「儲けよう!」という意思で投資したことについて、批判は無いのか?? 曖昧に理解すべきことと、明確にしなければならない事を 間違っているのではないかと思っているところです。 PR |
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SHANG(しゃん)
年齢:
70
性別:
男性
誕生日:
1954/10/31
職業:
自営業(設備・リフォーム)
趣味:
サッカー観戦、歴史本、水道管ゲーム
自己紹介:
他人の笑顔が大好きなんです。
家では「極楽トンボ」と呼ばれたい。 50代にして、日々成長?を続けるメタボな僕。
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