１１人と１２人？

「おい、横山！　矢野貴章が居なくなって、アルビは大丈夫なのか？」
と心配顔で問い掛けてくる友人が増えた＾＾；；

そういう心配性な友人には、このように答えることにした。

その１、
満面の笑顔で（ここ重要です！）「チャンスが来た！」と答えます。
矢野がアルビに来たばっかりのシーズン。倒される。ボールがキープできない。
すっとんきょうなプレー。シュートは枠を外れる。かなりひどい状況でした。
しか～し、当時の鈴木監督は使い続け、使い続け、使い続け・・・・
我々サポーターも監督の決心？を理解したような気がして、
「オメ、決めれ、きしょ～～！」という苦笑い形のチャントで応援し続けました。
試合という舞台で鍛え続けられ、移籍のチャンスを１年延ばしてまで
アルビレックス新潟で成長し続けた「矢野貴章」という男が、
とうとうＡ代表まで勝ち取り、ワールドカップにまで出場してしまいましたとさ＾＾
今シーズンのこれからは、そういう選手を探し出して、
当時の矢野のようなそういう使い方ができる時です。
まさに「チャンス！」と言わずに、どう言えば良いというのか。

その２、
ここまでの順位は８位。大方の専門家の予想を覆して上位に位置している。
勝ち点も降格ボーダーラインと言われるレベルに近くなってきた。
ここまでは相手が１１人、アルビは１２人で戦ってきました＾＾
つまり矢野が２人分の働きをしていたってことです。
さあて、ここからは１１人対１１人の試合を見せてもらおうって訳で、
黒崎監督の腕の見せ所ってところなんです。
新米監督としても、その腹の決め具合が試されるチャンスなんです。

その３、
最終的には地元チームを応援する気持ちに揺らぎはないわけですから
Ｊ２降格となろうと、有力選手が流出しようと、大した問題ではないんです。
大都市に位置し、有力なスポンサーを持つビッグクラブではないことは
私達にとっては幸いなことです。
厳しい環境を逆手にとって「反骨精神」を遺憾なく発揮できるってことで、
往時の日本人の先達たちが心根に持っていた感覚を、
ほとんどそのままの姿で表現できるってことが素晴らしい事じゃありませんか。

以上３点を満面の笑顔で、自信を持って伝えられる環境に居るってことが、
私にとって幸せなことです。

さあさあ、もっとみんなが心配な顔をしながら聞きに来てもらいたいなぁ＾＾♪