イメージの共有

若かった頃＾＾；　
少し大きなイベントを仕掛けたことがあります。

一般地域住民（高校生以上）を募集して、
実行委員会を立ち上げて
イベントを企画して、実行したんです＾＾


９４年は運動公園の野球場で、夜、野外コンサートでした。
最初に実行委員会に参加した方々（６８名）を前にして、
私がやってみたいことをお話ししました。
その時は皆さんに目をつぶってもらって、イメージをお話ししました。

秋口の夕暮れ時・・・・野球場のステージが夕日に染まり・・・・
・・・・ゆるやかなBGMと共に、静かに観客の入場を待っている。
もちろん！　雨や曇りなど全く想像しない！

野球場の駐車場には、大勢の観客がニコニコしながら開場を待っている。
開場と同時にグラウンドに敷かれたシートに場所取りをして席を確保する観客。
外野に天幕が並んでいて、ビールや焼きそばを威勢良く売っている。
暑かった午後の陽射しと喉の渇きを潤そうと、観客が並んでいる。
スポットライトをセッティングするための足場が、セカンドベースの後ろで
高く立っていて、長い影を伸ばし始めた。

開演前にはみんな薄暮れの野球場で、涼しい風を感じ始める。

いよいよ開演時間。用意されたスポットライトがステージを照らす。
アーティストが登場し、楽しいパフォーマンスを繰り広げる。
観客は曲や雰囲気に酔い、立ち上がって拍手を送る。

実行委員のメンバーや天幕の販売員は、おおかたの仕事を終えて見守る。
そして終演に近づいたころ観客の後ろで、携わった人達も観客も
ビールを片手に肩を組みながら踊りだす。
嬉しそうな顔をして・・・・踊り出す＾＾
そして、最後に花火が上がり・・・・ステージが終わる。

さっきまでアホのように踊っていた実行委員の人たちが、
感謝を込めて来場してくれた観客に、お礼を言いながら送り出す。
「明日からは、もっと元気出していこう！」なんて感じながら、観客は帰路に就く。

そして、観客も実行委員もアーティストも・・・幸せな気持ちになる＾＾

こういう話をしてイメージを共有したんです。
実に見事に共有できて、更にそれに輪をかけた提案が噴出することになります。
「情報の共有化」これこそがイベントを成功させたのかもしれません。


Jリーグ優勝！　ACL出場！　天皇杯優勝！
言葉だけでは「情報の共有化」がなされているとはいえません。
もっともっと、その匂いとか感情とか苦しさとか喜びとか周囲の変化とか
自分自身の気持ちの変化とか・・・・・イメージができないと、想像できないねぇ＾＾；