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自営業60代のジジイぢゃ^^
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11月5日(金)朝、出勤前に病室を訪ねる。
充分寝た母と、安定した呼吸をしている父が居た。
主治医も病室に来ていた。反応を確かめる。
身体を大きく揺らしながら「横山さん!」と呼びかけたそうである。

僅かながら意識が戻っていた。

私は父の耳元で・・・・
「ゆうべは、母が悪口を言っているのが聞こえたかい??」と問い掛けると
ゆっくりした呼吸を続けながら、頭を左右に振って「NO!」という表現をした。

驚いた。意識は回復していた。

急変を知った埼玉に住む妹は、土曜日に帰る予定を変更して
今日の午後帰って来る事を父にも告げ、頑張るように伝えた。

母も少し安堵しつつ、病院で父を見守ることにしたらしい。
自宅に帰ることもせず、近親者の訪問を受けながら、
容体の変化を見続けていたようであった。

しかしながら、朝の反応はすぐに無くなり、またもや静かに眠っている。

午後3時を過ぎた頃、豊栄駅まで妹を出迎え、車で病院へ。
母と妹は二人で父を見守り、安定している様子を確認しつつ、
母娘の久しぶりの会話を父に聴かせていたようでした。

弟から電話があり、夕方には病院に来るとのこと。
妻にも5時過ぎに病院へ行って、母と妹を迎えに行くようにと
告げてあり、5時前後に入れ替わりを予定していた。

PM5時過ぎ、病院の妹から電話あり。
父の血圧が低下し、危篤状態とのこと。急いで病院に急ぐ。
すると、病院入口で弟と会い、一緒に病室に行くと、
母、妻、妹が多少オロオロしながら父を見守っていた。

親しく看護してくれていた看護婦さんが、モニターの数値を確認しながら
家族に状況を説明していただいた。
父の心臓はかなり弱っている様子で、それほど持たないことも
教えていただいた。

安らかな最期を看取りたいという気持ちで、みんなで見守った。

自力の呼吸をつづけていたが、呼吸と呼吸の間隔が延びてくる。
呼吸が止まったような気がするが、再び大きな呼吸をする。
それの繰り返しが15分ほど続いたが、最後の呼吸をしたあと
まるで息をするのを止めたかのように、静かに亡くなった。

本当に家族が集まったその時を待っていたかのように
みんなに見守られて、静かに、おだやかに、臨終を迎えた。

母や妹の苦渋の涙の前で、85年を超える人生を終えた。

望む学校にも行けずお国の為に軍隊にも入隊し、
戦後の混乱期に翻弄されつつ、働き、働き、働き、
自分の父を早く無くしたため、兄弟を養い、学校にも行かせ
自らの会社を発展させ続け、子供や孫を慈しみ、
望みもしなかった病気と闘い、
明るく自分の一生涯を使って・・・・・

家族に対する「教育」を完了させた。
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SHANG(しゃん)
年齢:
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誕生日:
1954/10/31
職業:
自営業(設備・リフォーム)
趣味:
サッカー観戦、歴史本、水道管ゲーム
自己紹介:
他人の笑顔が大好きなんです。
家では「極楽トンボ」と呼ばれたい。
50代にして、日々成長?を続けるメタボな僕。
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